Disney+とShazamKit、そしてそれがあなたにとって重要な理由

前回のニュースレターで(えっ、まだ購読していないのですか。😱)、Disney+が最新の短編映画『Remembering』のために公開したAR体験について触れました。
仕組みはいたって単純です。スマートフォンにアプリをダウンロードし、開いたままにしてテレビで映画を再生します。数分後、端末が音で知らせ、テレビに向けるよう促してきます。短いカウントダウンのあと、AR体験が始まります。やった。
そう、お読みになったかもしれませんが、これはDisney+のコンテンツと直接連動する初めてのAR体験です。
ただ、私にはもっと重要に思えることがあります。この体験を起動させる技術です。
Disney+は「ShazamKit」というSDKを活用しました。使ったことがあるかもしれません。曲名を調べられるあの有名なアプリShazamは、登場からしばらく経ちます。iOS向けの初版は2008年に公開され、2018年にAppleが同社を買収しました。
おっと失礼、そちらではありません。
こちらでした。
ともあれ、彼らは着実に手を動かしていたようです。ShazamKitは実に興味深い技術です。曲を認識できるのはもちろん、任意の音を検出するようプログラムすることもできるのです。『Remembering』のアプリで使われているのがこれで、サウンドトラックの重要な箇所があらかじめ登録されています。ShazamKitがその箇所を認識し、アプリ内でイベントを発火させられるという仕組みです。
公式サイトでは、ShazamKitを活用したアプリがいくつか紹介されています。ヨガのアプリを除けば、残りはすべて曲名認識のアプリです。
さあクリエイターのみなさん、もっと面白いことができるはずです。
エリア内に潜む音を探し回る宝探しはどうでしょう。
耳の不自由な方を支援するアプリは。
テレビでCMが流れた瞬間にアプリを開き、いち早く反応した人が特典を得られるデジタルマーケティング施策は。
脱出ゲームの中で、正しい音をアプリに聞かせなければ先に進めない体験は。