インテルは、サーバーラックやアンテナが並ぶ部屋に立つ来場者に、5Gをどう理解してもらうかという課題を抱えていました。ここで提供価値となるのは帯域、レイテンシ、エッジコンピューティングであり、いずれも目で見られるものではありません。そこで私たちは、ネットワークそのものをその空間に描くという答えを選びました。
来場者は Magic Leap のヘッドセットを装着すると、ラックからアンテナ、クラウド、そしてヘッドセットへとつながるパイプラインを目にします。帯域は半透明の光の柱の太さ、トラフィックはその中を流れる白い粒子として表現されており、4Gから5Gに切り替えると柱が太くなり、同じデータ量が柱の半分しか満たさなくなります。エッジコンピューティングの表示では、ヘッドセットとアンテナの間に短い直接リンクが現れ、クラウド側へのリンクは細く消えていきます。レイテンシの表示では接続線が複数のヘッドセットへと増え、規模が大きくなったときに何が起きるかを示します。体験の一部は、あらかじめ用意したアニメーションではなく、その場のネットワークから取得したライブの計測値で駆動していました。
納品は Magic Leap 版と Android タブレット版の両方で行い、現地での設営と、ライブのネットワークデータをヘッドセットに取り込むための連携開発も担当しました。