フィリップス ソニッケアーは、大学キャンパスを巡るプロモーションツアーに共同スポンサーとして参加していました。ブースは2.5m×2.5mで、多くの場合はテント下の屋外に設置され、同じ日に複数の会場が稼働します。そのため体験装置には、実際に持ち運べること、日中でも読める明るさがあること、技術者が現場にいなくてもすべてのユニットで同じように動くことが求められました。
体験の中心にあるのは、意図的にデフォルメされた口のグラフィックです。ウェブカメラの映像をリアルタイムの顔認識処理に通し、選んだ口を来場者の顔に重ね、動きや発話に合わせて追従させます。人混みで顔認識が外れる二つの要因、つまり近づきすぎと離れすぎについては、画面上の指示で対処しました。来場者は口を選び、写真を撮り、メールアドレスを入力すると、ブランドデザインの画像を受け取れます。
6台のユニットを、仕様策定から調達、組み立てまで手がけました。アンチグレアフィルムを貼った1000ニトのスクリーン、赤外線タッチフレーム、専用 PC、HD カメラ、発光する外装で構成し、ツアー用にフライトケースへ収めました。