Japan Metaverse Economic Zone - Tech Insiders News, 2023年3月

インタラクティブ技術、AI、web3、センスメイキング、起業、心理学について、「ノイズより信号」を重視して選んだリンク集です。
- 日本企業のグループが「Japan Metaverse Economic Zone」の設立で合意しました。
狙いは、日本企業がそのメタバースに参加できるオープンな基盤を整えることで、金融、ゲーミフィケーション、これからの暮らし方、リスク、デジタルツイン、データの権利、海外展開にわたる連携を掲げています。壮大な構想です。
これは良い動きです。ただし、実効性のある形で素早く協働できればの話であり、そこが難所になるでしょう。
私は2023年を、メタバースが流行語から現実の取り組みへと落ち着いていく年だと考えており、これはその第一歩です。行政、産業、愛好家がうまく混ざっており、旗振り役は世界的に知られたゲームクリエイター田畑端氏です。
万全を期すなら、科学に基づく道具立てをもたらす研究者、革新を担うより多くのスタートアップ、そして利用者の声を届けるコミュニティ(たとえばVRChatなど)にも加わってほしいところです。
そうすれば全体を見渡す集合知が完成します。社会全体に益するメタバースへ至る道は、それしかありません。 - 例によってAI関連のニュースも数多くあります。影響の大きいものに絞って、私の見方を述べます。
OpenAIのモデルの次の版であるGPT-4が、今週発表され、公開される可能性があります。マルチモーダルになると言われており、テキストだけでなく画像や動画も生成できるようになるとのことです。
OpenAIさん、あの「ゆっくりと段階的に公開する」という話はどうなったのでしょうか。これに深く関わる話として、「実世界でAIを試しながら調整する」というOpenAIのやり方に私が反対する理由をお伝えします。SnapchatがChatGPTを組み込みましたが、13歳の少女を装った記者が、親に嘘をつく方法と処女を失う方法についてAIから助言を引き出すまで、さほど時間はかかりませんでした。
SnapchatとChatGPTがこの個別の問題を直したとしても、10代が交わし得る何百万通りもの会話に、どう対処するのでしょうか。
私は普段かなり慎重に物を言いますが、いまばかりはAI競争の減速を強く訴えます。私たちは、自分たちが何を相手にしているのか分かっていません。 - 3月8日は国際女性デーでした。この場を借りて、身近な何人かに感謝を伝えたいと思います。Gimbal Cubeで見事な働きをしてくれているKay NguyenとPayton Grover。人と人をつなぐ力に長けたLaura Leman。考えさせられる発信を続けるAnne van der Giessen(彼女のニュースレターもぜひ)。揺るぎない支えをくれる母のMichèle Nogue。そして最後に、自身のブランドHeart Closetを築くことに打ち込む妻のMizuki。
本日の画像、Midjourneyによる「多様な女性たちの手で築かれた日本のメタバース」です。