メタバース利用者の3%がヘッドセット - Tech Insiders News, 2023年3月

Tech Insiders news - March 21st, 2023

インタラクティブ技術、AI、web3、センスメイキング、起業、心理学について、「ノイズより信号」を重視して選んだリンク集です。

  1. 数日前にLinkedInで見かけた興味深い数字を紹介します。メタバースにヘッドセットでアクセスしている利用者はわずか3%で、残りはパソコンとモバイルからだというのです。思うほど意外ではありません。理由を述べます。
    まず、この図には出典が示されておらず、その点で疑問が残ります。
    次に、彼らの言う「メタバース」とは何を指すのか。定義はあまりに広く、人によってほとんど異なります。
    正確でないにせよ、比率としては妥当に見えます。RobloxSpatialZepetoといった仮想世界に入るのは、ヘッドセットより一般的な端末のほうが手軽で、選べる選択肢も多いからです。ここから得られる教訓はこうです。仮想体験を設計するときは、関与を最大化するために摩擦を取り除く必要があり、VRヘッドセットは価格の面でも使い勝手の面でも、多くの人にとっていまだ摩擦なのです。
    要するに、「かっこいいから」という理由でプロジェクトにVRを使わないこと。ユーザー体験に本当に価値を加えるから使うのです。体験に知性を取り戻しましょう。
    #ExperientialIntelligence

    (ヒント: 上の文の「VR」を、任意の新しい技術に置き換えてみてください。)
    出典: Metaversed
  2. AIにとってまたも指数関数的な一週間でした。心してご覧ください。GPT-4Google WorkspaceMidjourney V5Microsoft 365 Copilot。誰も彼もが動いており、最もよく目にする助言は「使わなければ取り残され、他者に負ける」というものです。
    そうした主張を見たら、思い出してください。これは多極的な罠が、私たちの目の前でリアルタイムに展開している姿です。生き延びようとする衝動から生まれる目に見えない力による、不健全な競争なのです。
    残念ながら、もう手遅れです。パンドラの箱は開き、すでに数えきれない用途が現れています。ナプキンに描いた絵からウェブサイトを組み立てるものから、GPT-4に100ドルを預けてできるだけ稼がせようとする試みまで。
    期待は大きい。多くの人が自分の製品をつくり、アイデアを形にできるようになるかもしれません。誰もが持てる超優秀な助手。科学上の突破口。指数関数的な技術の進歩。
    不安もまた大きい。雇用と必要な技能が急速に変わり、経済に巨大な変動をもたらすこと。AIが生んだ偽物が現実と見分けられなくなること。誤り、幻覚、そしてAIの方向のずれ。
    何が起きるのか。断言は難しい。多極的な罠がふつう辿る道筋と同じように収まるのでしょうか。
    AIは当たり前の存在になり、そして私たちは振り出しに戻って次のゲームを待つのでしょうか。敗者となるのは、罠にはまらなかった者たちと、社会と、環境だけなのでしょうか。
  3. 関連して、NVIDIAのGTC(GPU Technology Conference)が本日開幕します。GPUの盟主は近年、あらゆる競合を引き離してきました。もちろんゲーム産業のおかげでもありますが、何より同社のGPUがAIの学習に使われているからです。
    GPTのようなAIの学習には膨大な計算能力が要り、GPUはそれに適しています。OpenAI、Nvidia、Microsoftはそうした基盤を築くために何年も協働してきました
    明日のCEOによる基調講演から何が出てくるか、見ていきましょう。話題は生成AI、科学上の突破口、メタバース、そしてサステナブルな計算基盤にまで及ぶ見込みです。
    この最後の話題は興味深いところです。AIとメタバースをめぐる現在の熱狂を支えるために必要な、無数のデータセンターの環境負荷への懸念が高まっているからです。Nvidiaは何を提案するのか、そしてそれは中身のある話になるのか。見ていきましょう。

本日の画像、Midjourneyによる「自然の力で動くデータセンターの前に立つ、人間とAIロボット。」です。

思ったとおりには出てきませんでした。整合していないAIですね。とはいえ、この木のロボットは気に入っています。

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