AIによるコンテンツ生成がもたらす影響

The impact of AI-based content generation

2022年、AIによるコンテンツ生成はテック系ニュースを席巻しています。テキストならGPT-3、画像ならDALL-E 2、Midjourney、StableDiffusion。これらは最も有名なものにすぎず、ほかにも数多く存在します。

いくつか例を見ながら、その影響を探っていきましょう。

テキスト生成

では、テキスト生成はどう使えるのでしょうか。いくつか例を挙げます。

  • デジタルアシスタント向けの自然な対話を生成する
  • ニュースサイト向けにコンテンツを自動生成する
  • メールやSNS投稿など、パーソナライズされたマーケティングコンテンツを生成する
  • 文書の要約を書く

それらしく読めたでしょうか。そうであってほしいものです。この4項目はGPT-3が生成したものだからです。まんまと引っかかりましたね。

とはいえGPT-3の言うとおりです。遠からず私たちは、こうした技術が生み出したコンテンツを日常的に使い、そして読むようになります。メール、ニュース、記事、学術論文、書籍。

もう少し踏み込んで考えてみましょう。

教育

教育は適応を迫られます。現時点ですでに、学生は誰でもこうしたツールで小論文を生成し、教師を欺けます。学生がAIに宿題をさせていないことを、どう担保するのか。あるいは、もっと良い問いはこうかもしれません。教育はAIとともに進化し、カリキュラムや教え方を組み替える道を選ぶのか。もしそうなら、学生自身と、彼らが将来必要とする能力に、意図せぬ影響は生じないのか。

プロンプト: 山にいる紫の鳥について短い詩を書いて。

GPT-3:
山で紫の鳥を見た
その姿は美しく、自由だった
私も彼のようになれたら
空を舞い上がれたら
だが悲しいかな、私は鳥ではない
ただ飛ぶ姿を見ていることしかできない

待ってください。GPT-3は、自分が鳥ではないと分かっているのでしょうか。

ソフトウェア開発

ソフトウェア開発も変わります。AIが生成できるのはテキストだけではなく、プログラムもだからです。関数を自動生成するツールは、すでに今日存在します。将来は、コードを書く代わりに文章を書く、あるいは話しかけるだけで、出来上がったアプリを眺めることになるでしょう。「タイトルの下に、ユーザーがメーリングリストに登録できるメールアドレスの入力欄を作って」。ほら、いま書いているサイトにメールフォームが追加されました。ごく単純な例ですが、要点は伝わるはずです。せっかくなので、実際に試してみましょう。

プロンプト: HTMLとJavascriptでメール送信フォームを書いて。

GPT3:
<form id="email-form" action="">
<label>Email:</label>
<input type="email" id="email-input" />
<input type="submit" id="email-submit" value="Submit" />
</form>
<script>
document.getElementById('email-form').addEventListener('submit', function(event) {
event.preventDefault();
var email = document.getElementById('email-input').value;
if (email) {
// do something with the email
} });
</script>

ほかにもまだまだ

この記事は短くまとめるつもりなので、これ以上例は挙げません。とはいえ、そうおっしゃるなら少しだけ。

  • 何かを書く仕事に携わっているなら、その部分はこの数年で劇的に変わります。よく考えて、いまから備え始めてください。
  • 音声からテキストまで、デジタルアシスタントはこの数年で飛躍的に良くなります。全会議の自動文字起こしと要約、不気味なほど自然なサポートボット。
  • どの分野においても、偽の文章と本物の文章を見分けることは事実上不可能になります。とりわけ厄介なのは科学と報道です。この点は、ブロックチェーンによる署名が救いになるでしょうか。
  • 挙げていけばきりがありません。

画像と映像の生成

この節は少し短めにします。最近ウェブ上に例があふれているので、すでに目にされているかもしれません。私はこのブログのカバー画像をMidjourneyでつくっています。

このプロンプトでDALL-Eを試してみましょう。

AIによる画像生成が日常にもたらす巨大な影響を、あるブログ読者がついに理解する

1枚目はなかなかの出来です。

同じプロンプトでMidjourneyだと。

まったく違います。ある意味、より芸術的です。

画家、写真家、タトゥーアーティスト、イラストレーター、VFXアーティスト。制作の工程を完全に置き換えることはないとしても、彼らにとって心強い助手になるでしょう。

ファッションのつくり手も同様です。Paul Trilloによるこの見事な例をご覧ください。

出典と動画はこちら。

では、カーデザインはどうでしょう。

日産らしいテイストの電動マッスルカーのコンセプト

3番目をお願いします。

ちなみに、AI生成のアートを用いた作家がすでにコンテストで優勝し、ほかの作家たちが騒然となっています

その影響

ここまでの例はどれも見事ですが、今後数年、いや数か月のうちに、もっと大きな影響を持つ何かが現れると私は考えています。

AIで費用がかさむのはモデルの学習です。正確な価格を知るのは難しいのですが、以下に一例があります。StableDiffusionについての話です。

それでもまだかなり高額です。しかしAIモデルは着実に良くなり、性能は上がり続けています。この価格は下がります。それも大幅に。そしていずれ。

誰にでも手が届くようになります。

たった一人のために調整されたAI生成コンテンツを持てるとしたら、それはどれほど素晴らしく/破壊的で/奇妙で/危険で/[ご自身の感想をどうぞ]あることでしょうか。

私が作家なら、自分の作品だけで調整された画像生成ツールがあれば、どれほど助かるでしょうか。

あるいは、自分のメール、チャット、通話、会議などで学習され、自分向けに調整されたテキスト生成ツールがあったら。そのAIは、日々のやりとりの大半を下書きしてくれて、私は手を入れて承認するだけで済むようになるでしょうか。

そして私がこの世からいなくなったあとも、そのモデルはオンラインに残り続けるのでしょうか。しかもそのモデルは話すことができるのです。

この技術によって、私たちは不死へ向けた最初の一歩を踏み出したのでしょうか。

こうした頭を抱えるような問いをもっと味わいたい方は、Gimbal Cubeまでご連絡ください。私たちはそうした瞬間を一緒につくり、イノベーションへと変えていきます。

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