CIDB Malaysia(マレーシア建設産業開発局)は、同国建設セクターの国家マスタープランであるConstruction Industry Transformation Programme(CITP)を、クアラルンプールで開かれたInternational Construction Week 2015で発表しました。発表は首相が登壇する式典形式で行われ、プログラムの内容を映像の差し込みではなく、登壇者の隣にリアルタイムで出現させることが要件でした。
T字型ステージを捉える2台のカメラの映像をリアルタイム合成システムに送り、カメラ映像に3Dコンテンツを合成して、幅6.6メートルのLEDウォール2面とプロジェクションスクリーン2面に映し出しました。登壇者の言及に合わせて、ペトロナスツインタワー、ペナン大橋、MRTの車両、ビントゥルのプラント、航空機、そしてプログラムの柱を掲げる回転する3Dブロックなど、マレーシアのインフラをステージ上に登場させています。式典のマスコットとして、バーチャルのマレートラが登壇者とともにステージを歩きました。
制約となったのはタイミングです。すべてのキューは、事前に原稿が用意された大臣スピーチの特定の一節に合わせる必要があり、やり直しはききません。そのため、システムが確実に対応できる範囲に合わせて進行表をリハーサルし、書き直していきました。私たちは3Dコンテンツとリアルタイム合成アプリケーションを開発し、クアラルンプール現地でのオペレーションも担当しました。